専慶流いけばな真樹会主宰/西阪慶眞作 花材/ダリア、風船唐綿
品種改良の盛んな花で、多彩な花色と個性ある花容を誇る。初夏から晩秋まで長い期間咲き続ける。もともとダリアはメキシコグヮテマラの標高2000メートル級の冷涼な高原に分布していた数種の野性種から高配、改良されたもの。このことから冷涼な気候を好みますが、ダリアには幅広い適応性があり、本州全域で花を咲かせることが出来ます。ただ、盛夏の花は発色も悪く、日持ちも悪い。
病害虫には比較的強い植物で、作りやすいが、高温多湿の梅雨期にうどんこ病、斑点病などには注意がいる。害虫ではズイムシが入ることがあるので駆除します。
路地植えの球根は土を盛り上げ越冬させ、春3月頃分球します。
■切り花採取ダリアは花屋さんに出回る品種はごく一部の中輪種で、しかも限られた時期だけ。したがって自家栽植したものを切って使う。茎が中空で、割れると水揚げしない。朝切りしたあと、深水で水切り養生すれば日持します。